まほうのすうぷ屋

まほうのすうぷ屋

将来自分のお店を持ちたいと、これまでいろいろなレストランで勉強してきました。
最後の修行としてパン屋さんで働いて2年くらいたった頃に「どうしても料理が作りたい!食べてもらいたい!」という気持ちが抑えられなくなって、いろいろな貸し店舗や融資の情報を集めはじめました。
なにしろ資金がなかったので、移動販売という方法を見つけた時には「これだっ!!」と思いました。

私に「人は美味しいものを食べると幸せを感じるんだよ」という言葉とともに料理を教えてくれた師であるフレンチのシェフ。その仕事は本当に魔法使いみたいだったんです。
技術はもちろんのこと、人を幸せにする料理を作る、そんな魔法使いにいつか自分もなりたいと思い、自分のお店には「まほうつかい」を使った名前をつけようと決めていました。
移動販売ではわかりやすい屋号であることも大切だと思ったので「まほうのすうぷ屋」にしました。

スープ

魔法使いから最初に教わった思い入れのあるスープ

ランチをメインに活動しているので、メニューは旬のお野菜をたっぷり使ったスープやご飯でもパンでも美味しく食べていただける煮込み料理を週替わりで作っています。
コンセプトは「お腹いっぱい美味しく食べて、幸せを感じてもらうこと」

まほうのすうぷ屋

なにしろ資金がなかったので、出来上がった車を買うという選択は最初からありませんでした。
いろいろな先輩方の車を見せていただき、話を聞いて、外装がそのまま使える中古車を購入して内装は全て手作りしました。 (仕事をしながら少しづつ作っていったので、完成するまでに半年くらいかかってしまいましたが…)
運転席と調理スペースの仕切りを作るのと、その大きな仕切りを設置するのにかなり苦労しました。
それから車の中で水道をどうやって使えるようにするのかがわからなくて、ここでも移動販売の先輩方にアドバイスをいただいて完成させました。

まほうのすうぷ屋

最小限の備品をそろえるくらいしか資金がなかったので最初の半年は仕事の休みの日だけ営業しました。
それから半年かけて、先輩方に場所を紹介していただいたりしながら少しづつ営業日を増やしていき、内装も何度か改造しなおして 、なんとかやっていけそうだと思えるまでに1年かかりました。

外装をそのまま使っているので、はじめた当初はどこに行っても「車が地味だね」といわれました。
最初の1年は「なんとか少しでも目立つようにしなくちゃ。。。」と思っていたのですが、最近はその地味なのもうちの持ち味ではないかと…(笑)

まほうのすうぷ屋

一見、レストランで修行していたようには思われず、どちらかといえば「あんまり期待していなかったけど、美味しいじゃない」という反応のほうが多いんです。 …でも、最近はそれをウリにしています(笑)
「美味しいものを食べたとき、人は幸せを感じる」そんなささやかな幸せを一人でも多くの人に感じてもらえたら、そんな気持ちで料理を作っています。
いつか店舗を持った時に、今の移動販売のお客様に来ていただけるように、いつ、どこで食べていただいても「おいしい」「なんとなくほっとする」 「元気がでる」そんな1杯をこれからも作り続けたいと思います。
今後はデザートを組み込んで、「スープ」だけではなく美味しいお店としてお客様から信頼を得られる店づくりをしてゆきたいです。
仕込みも販売も一人でやっているので、目立つようにして頑張って大きなイベントに行くよりも地道にリピーターのお客様を増やして移動販 売車をもっと認めてもらえるような仕事をしてゆきたいです。!