タコス屋サリー

タコス屋サリー

新しい道路や電車の開通、大型スーパーの進出などで、人の集まる場所は日々変化しています。当時、私が勤めていたお店はそんな時代や人の流れの変化によって、 経営が圧迫される状態になっていました。そのため、店長としてお店を任されていた私には、売上げ激減のための人件費削減や長時間労働が重荷になって仕事に希望 を見出せなくなっていました。「あ~、お店が簡単に移動できたらいいのに…」ケータリングカー開業のキッカケは単純にその発想でした。

当時からタコスが大好きだった私。周辺に美味しいタコスを食べられるお店がなかったので、漠然と「タコスの移動販売がしたいな」って思っていました。そんなとき、 タイミングよくコスタリカの友達ができてタコスの作り方を教えてもらうことができました。そのとき、「もし、道を歩いていて、私の思う美味しいタコスの移動販売 を見つけてしまったら、一生後悔するっ!」と思い、決心しました。自分の思いと出会いのタイミング。全ての流れがこの仕事に導いてくれました。

タコス屋サリー

メキシコの言葉で考えたのですが、どれも言いにくかったり、響きがダサかったり…。高校生の頃、留学生が私の名前を覚えられずに勝手に「サリー」とつけて呼んでいたことを 思い出して、皆に覚えやすく言いやすい名前にしたかったのでこれにしました。

タコスの本場と言えばメキシコですが、本場のタコスの独特のクセが日本人には合わない場合があります。サリーのタコスは、本場のメキシカンタコスの特徴を生かし、日本人が 食べても一度で美味しいタコスです。

タコス

ビーフタコス★こだわリは手作りのトルティーヤです。

生の生地を目前で調理します。カリっとモチっとした食感とほのかな甘みのある生地です。 タコスミートは肉汁たっぷりでエスニックな味がヤミツキになります。チリソースは辛味の中にトマト本来の甘さが引き立っています。

タコス屋サリー

いかにも「屋台でっせー!」みたいな感じではなく、可愛くオシャレな感じを優先しました。レトロモダンを感じさせる色合いと明るさの バランスに注意して、全体的にフェミニンさを演出しました。一見、タコス屋に見えないことで色々と批判もありましたが、車自身にも独 特の魅力を持たせたい私のこだわりです。「内装も、部屋のようにしたい!」と大工さんに頼み、床はフローリングに、天井はこれまた花 柄で仕上げてもらいました。効率的に作業ができるように工程順に機材の配置を決め、販売口は車の停め方によって、横からも後ろからも 販売できるようになっています。苦労した点は電力と機材のバランスですね。発電機が思ってた以上の騒音でびっくりして、迷惑になるこ とがあってはいけないと思い断念しました。現在は加熱をプロパンガスで、電力をインバーターとバッテリーで補ってます。

開業までの総資金は機材なども含めて、ざっくりと250万。仕事を辞めて開業するまでに半年以上。その間の生活費と開業してからの運営費 で開業資金以外に150万くらいの費用がかかりました。ステッカーなどは機械を借りて自分で作ったり、運転席もカバーを手作りして工夫し ました。

タコス屋サリー

私のこの仕事に対する熱意は誰にも負けません。今は駆け出しで実績も経験も足りない部分があるかもしれませんが、これからたくさんの人に 出会って、もっともっと勉強して皆様に愛される信頼の店作りをしていきたいです。今後は最先端の場所で販売できる くらいの力をつけ、たくさんの人にサリーのタコスを食べてもらっていろんな評価を頂きたいです。将来は「タコス屋サリーが行くからここへ 行こう!」って言ってもらえるくらい愛される、そんなお店になっていきたいです!

お客様にはいつでも笑顔で心をこめて接客し、混み合っていないときは、なるべく車から出てお客様をお見送りするようにしています。