
地元(高知県)の高校に通っていた時のことでした。そろそろ進路を決めなければならない時に和食店で食べた「出し巻き」に感動しました。その時「食の世界で勉強して沢山の人に感動を届けられる人になる」と心に決め、北新地の割烹やホテルで板前として14年働きました。同じホテルで勤務していた嫁に出会い結婚。1年後、男児を授かりました。出産後、嫁が体調を崩し、ほとんど動けない状態になり、すぐに仕事を辞め、家事や育児をやり始めました。収入は必要…、家の事もしたい…、1人でも働ける…、食の感動を届けたい…、日々あれこれ悩んでいる時にケータリングカーと出会い、「これしか無い!」と思いました。それから、あっちこっちの壁にぶちあたりましたが、試行錯誤しなんとか開業にこぎつけました。
イタリア語で「素焼き」の陶器のことです。よく植木鉢に使用されています。僕は陶芸が大好きなこと。「素朴な」と言った意味で使われることもあり、料理を作る時は野菜や果物などの「素材」を最大限に活かしたいと思っているので「テラコッタ」という名前に決めました。
デザートにもおかず系にも合うクレープ生地
クレープの生地は少しもちもちしていて柔らかく、中に入れる果物やハムなど素材の味がひきたつように甘さは控えめにしています。いろんな粉を何度もブレンドして試行錯誤のうえ、やっとデザートにもおかず系にも合う生地に出会えた時は本当にうれしかったです。クレープを主体としていますが、イベントや出店場所でのお客様の年齢層やご要望に応じてスープやホットドッグ、プリンやご飯ものなども出します。基本的には自分の子供に安心して食べさせられる物を提供することに気をつけています。
色はテラコッタを基本色にして、ボーダーの部分はナチュラルな感じにするため色見本の番号を見ながら嫁と相談しながら決めました。見本で見るのと、実際に車に塗装した時の感じがわかりませんでした。関東で購入したので何度も見に行くことが出来ず、逐一メールで色の確認をさせてもらいました。中古車だった為、オルタネータの発電力が弱っていてバッテリーが上がってしまったり、トラブルもありましたが購入先の車屋さんに誠意を持って対応していただきました。制作にあたって、車に関しては素人でもプロの意見を参考にしながら、自分の気持ちをしっかり伝えることが大事だと思いました。
お婆ちゃんが畑で無農薬の野菜を作り、お父さんは海で新鮮な魚介類を獲ってくる、木を切ってきてバーベキュー用の炭をつくるなど、半自給自足の生活の中で育ちました。気持ちの入ってる食材を食べると、あったか~い気持ちになります。その感覚を沢山の人に届ける為に、これからもオーガニックであったり、無添加で安心な素材の物を少しずつ確実に増やしていきたいと思います。
人に元気を与える為に、まずは自分自身の健康に気を付けて頑張りたいです。いろいろなジャンルの物をテラコッタでは扱っていて「何屋さんなの?」と聞かれることもありますが、何を食べても美味しい料理の「何でも屋さん」になりたいです。これからも僕が出会って感動した素材や味をジャンルにこだわらず、勉強し自分のものにして紹介していきたいです。テラコッタの陶器や土から植物が成長していくように、テラコッタと一緒に僕も成長したいと思ってます。